ロードバイクでのライド中に、一番多いトラブルはパンクでしょう。
空気圧管理をしっかりしていても、不運にもパンクしてしまうことはあります。
ロードバイクはパンクしてしまうとそれ以上走ることはできません。もし、無理やり乗ってしまうとホイールが変形してしまい、パンク修理代だけでは済まないほどのダメージを負ってしまいます。
そのような事態を避けるため、多くのライダーは携帯工具をもってライドに出かけます。
しかし、携帯工具は使わなければただの重り。
軽さが信条のロードバイクにおいて、無駄な付属品は極力避けたいものです。
今回は、ロードバイク初心者のために、ライドに持って行くべき最低限のツールをご紹介します。
ツールケースの中身
タイヤレバー
パンクした際に、絶対に必要なツールです。
安いので構わないので、必ず1セットは持っておきましょう。私は、写真はパナソニックのタイヤレバーです。
携帯工具
複数の六角レンチ(ヘックスレンチ)が一つになった工具です。
タイヤ交換では不要ですが、サドルの高さ調整などで使用します。
あまり大きすぎないものを選びましょう。
私は5mmの頑丈なレンチを1本追加で持って行きます。
これはオートバイに乗っていたころに購入した、かなりしっかりしたものです。
私のバイクは5mmを使用する箇所が多く、携帯工具だとトルクがかからないことがあるので、1本だけ追加しています。
携帯ポンプ
タイヤレバーでタイヤを外しても、これがなければタイヤは使えません。
LEZYNEの携帯ポンプはデザインがきれいでおススメです。
鍵
出先でコンビニなどに立ち寄ることがあると思いますが、必ず施錠をしましょう。
正直、携帯できる程度の鍵では気休め程度にしかなりませんが、何もつけないよりマシです。
頑丈さを求めようとすると重量が上がります。
堅牢性と携帯性はトレードオフの関係なのです。
チューブ
パンクは主にチューブが切れることで発生します。タイヤレバーでタイヤを外し、チューブを取り換えるのがタイヤ交換です。
ライドの振動により摩擦が発生し、チューブが切れることを防ぐため、ビニール袋に入れて携帯するようにしましょう。
とりあえずこれを購入しておけば間違いはありません。
CO2ボンベ(インフレーター)
これは無くても構いません。
タイヤ交換の際、携帯ポンプで指定の気圧まで携帯ポンプで入れるのはかなりの重労働です。このボンベがあれば、一瞬で完了です。ただし、使い方を間違えると一瞬で中身が無くなるので取り返しがつきません。一回は練習しておきましょう。
こちらもLEZYNEがデザイン的にもおススメです。
ゴム手袋
タイヤ交換やチェーン外れなどに対応すると、どうしても手が汚れてしまいます。
すぐに手を洗える場所ならいいですが、トラブルはどこで起きるかわかりません。
そんなときのため、ゴム手袋を数枚持っておくと非常に役立ちます。
サドルバックかツールケースか
サドルバックはその名の通り、サドル下のスペースにつけるバッグです。比較的大きいものがつけられるので、上の写真程度なら携帯ボンベ以外は簡単に収納できます。
ツールケースのようにボトルケージを占領しないので、ボトルを2本持って行くことができて、暑い日のライドでは重宝するでしょう。
ツールケース(缶)は、ボトル型の収納ケースで、ボトルケージに入れて使います。そのため、ボトルを1つ多めに持って行くことができなくなりますが、サドルの下がスッキリして見た目的にこちらのほうがいいというライダーが結構います。
私は、ずっとサドルバックを使っていましたが、バイク全体をスッキリ見せたいので最近はツールケースを使用しています。
ツールケースはそれこそ星の数ほど販売されていますが、気に入って使用しているのはこのR250です。
携帯ポンプはボトルケージの脇に挟むことが多いですが、それだとゴテゴテしている印象で何とかしたいと思っていました。
このR250は、一般的なツールケースに比べて長くなっており、上の写真にある携帯ポンプも収納可能です。
【まとめ】ライドに出る前に携帯工具をそろえよう
近所をブラつく程度なら、何かあったときに自転車屋さんをすぐに探せるでしょう。
トラブルが起きた時、あなたが困っていたら助けてくれるライダーもいるでしょう。
でも、人がいないところではどうしようもありません。
自己防衛のためにも、ある程度の距離を乗るのなら、最低限の工具を持って行くようにしましょう。