輸入車メーカーのイメージ(欧州12メーカー)

クルマ

「人は見た目が9割」と言われるように、車も外観が気に入らなければ選択肢に入らないと思います。

自分の好みの外観でなければ、あえて購入しようと思わないでしょう。

一方、外観もさることながら、そのメーカーが持つイメージを基準に選ぶ人が多いのではないでしょうか。

クルマは実用性以外にも趣味性の要素を多分に含んでいます。自分の感性に訴えかけるイメージを持ったメーカーの車を選択することは、ある意味普通のことなのかもしれません。

今回は、日本で購入しやすい欧州車メーカーのイメージをまとめてみました。

本記事は、管理人の主観に基づくものであり、各メーカーのイメージを決定づけるものではありません。

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メルセデス・ベンツ 

優雅なクルージングビークル

出典:メルセデスベンツ日本(https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/c-class/c-class-sedan/explore.html)

“The best or nothing(最善か無か)” という厳しいポリシーの元、常に時代の先を行く製品を世に送り出してきた自動車界をリードする最古の自動車メーカーで、多くの自動車メーカーがその動向を意識しています。Sクラスに代表されるその優雅でどっしりとし佇まいは、高速道路をゆったりとクルージングする姿が似合っています。
昭和生まれにとっては、「ちょっと怖いクルマ」というイメージも残っていますが、近年は、エントリークラスの拡充にも力を入れており、輸入車登録台数のトップメーカーとなっています。
購入すると「ベンツ」とは呼ばず、なぜか「メルセデス」と呼ぶようになります。

BMW 

アクティブ&スポーティな高級車

出典:BMW Japan (https://www.bmw.co.jp/ja/index.html)

“駆けぬける歓び” をスローガンとし、自動車を単なる移動手段としてではなく、運転する楽しさ追求してきた職人気質のメーカーです。
航空機エンジンメーカーから始まったBMWは、エンジン製造技術は群を抜いており、シルキーシックスと呼ばれる直列6気筒エンジンには、多くのファンが存在しています。特に日本の道路事情にマッチした3シリーズは、多くのクルマ好きに愛される存在です。高級車のイメージはそのままで、アクティブな印象を与えるクルマ作りが上手なメーカーです。
ちなみに、BMWのアイコンであるグリルは、キドニーグリルと呼ばれています。似ているとはいえ、なぜキドニー(内臓)なのでしょう。

MINI(BMW)

ゴーカートフィーリングは健在

BMW Japan (MINI Japanオフィシャルサイト)(https://www.mini.jp/ja_JP/home.html)

MINI といえば、以前はローバーの方を思い浮かべる人が多かったですが、現在製造されているのは、BMWがローバーMINIをモチーフとして製造している別の自動車です。別の車ですが、歴史を引き継いでいるということで、ウェブサイトには60周年記念モデルが紹介されています。
ローバーMINIは、コンパクトな車でしたが、BMWMINI(以下、MINI)はかなり大型化しています。しかし、ローバー時代のMINIを知るものにとっては、ぱっと見てMINIも小さく見えてしまうのは不思議なものです。ローバー時代と区別をするために、MINIを「大きいミニ」と呼ぶ人もいて、大きいのか小さいのかよく分かりません。
特徴であるゴーカートフィーリングは健在で、運転していて楽しいのはさすがエンジン屋BMWといったところでしょうか。

フォルクスワーゲン

まさに質実剛健

出典: Volkswagen (https://www.volkswagen.co.jp/ja.html)

“people’s car” ドイツ国民のための車は、今や全世界の車へと変貌を遂げています。フォルクスワーゲンの子会社には、アウディ、ポルシェ、ランボルギーニなどの高級自動車メーカーをはじめとする世界的メーカーが名を連ねています。
フォルクスワーゲンのクルマ作りは、まさに質実剛健。内外装は、直線ラインを多用し、奇をてらわないデザインが特徴です。2015年に排ガス不正問題でブランドイメージが損なわれかけましたが、現在では問題は収束しつつあります。
世界的なヒット車種であるGolfは、多くの自動車評論家から絶賛されています。

アウディ

「技術による先進」クワトロ技術のアウディ

出典:Audi Japan KK. (https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/layer/company/audi_japan_kk.html)

アウディと聞いて、世界ラリー選手権を思い浮かべる人は、古い人かもしれません。アウディはそのクワトロ技術を活かして数多くの勝利を挙げています。フォルクスワーゲングループに属し、主に高級車ラインを担っていますが、A1などのエントリークラスも製造しており、幅広い年代の顧客層を獲得しています。
2005年から投入されたシングルフレームグリルは、非常にインパクトがあり、その後のカーデザインに大きな影響を与え続けています。そのスタイリッシュなデザインから、自然とドライバーにも気品と知性を感じてしまうのは、アウディならではです。

ポルシェ

高級スポーツカーの代名詞

ポルシェ ジャパン株式会社(https://www.porsche.com/japan/jp/aboutporsche/porschejapan/)

クルマにあまり詳しくない人でも、ポルシェという名前くらいは知っているのではないでしょうか。最も安価な車種でも700万円オーバーと、まさに高級スポーツカーメーカーです。
ポルシェのアイコン的存在は911ですが、近年のSUV人気によりマカンが売れ筋で、確かに都内ではよく見かけます。スポーツカーらしく、ポルシェのメーター類はタコメーターが中心に配置されていて、スピードメーターが小さいので、60km/h程度では、アイドリングかと思うほどしか針が動きません。
いつかは運転してみたい、そんな風に思わせる車です。

ボルボ

世界一安全なクルマ

Volvo Car Corporation (https://www.volvocars.com/jp)

ボルボは、「ボルボ設計の基本は常に安全でなければならない」という理念のもとに自動車を製造してます。現在当たり前となっている3点式シートベルトは、ボルボが発明しました。しかし、ボルボは安全を優先し、この特許を無償で公開。我々がボルボ以外の車でもシートベルトができるのは、ボルボのおかげです。
特徴的なのは、おしゃれでシンプルなデザインを表現したそのインテリアです。無駄を徹底的に排除したいかにも北欧らしいデザインは、まるで家具のような雰囲気を醸し出しています。シンプルな暮らしを実践するエコロジーな人が運転しているイメージです。

プジョー

猫足

出典:Groupe PSA Japan Co., Ltd. (https://www.peugeot.co.jp/)

エンブレムはライオンですが、柔らかい乗り味と安定性を両立させたサスペンションは、まさに「猫足」。一方、シートは長時間運転しても疲労がたまらないように、固めに設定されています。
デザインはフランスらしく、おしゃれな印象でしたが、最近のフルモデルチェンジにより、さらに洗練されました。インテリアは非常にシンプルで、小口径のハンドルが非常に独特です。
港区のマダムが、ちょっとお出かけに行くために運転する、そんなイメージです。

シトロエン

日本ではマイナーながらも欧州での地位は高い

出典:Groupe PSA Japan株式会社 (https://www.peugeot.co.jp/)

シトロエンは、プジョーと同じグループに属するメーカーですが、日本での登録台数はあまり多くない(2019年度新車登録台数約4,500台)ので、国内知名度は高くないですが、本場欧州においては人気があります。また、前輪駆動方式をいち早く取り入れるなど、先進技術を積極的に取り入れてきました。2015年にシトロエンから独立したDSオートモービルズは、同グループの高級車ラインを担当しています。最近のデザインは、ポップな印象を醸し出しています。
シトロエンオーナーは、シトロエンというブランドに強いこだわりを持った自動車好きなのでしょう。

ジャガー

英国王室御用達 紳士淑女のためのクルマ

出典:JAGUAR LAND ROVER LIMITED (https://www.jaguar.co.jp/index.html)

ジャガーはイギリスの高級自動車メーカーです。イギリス王室から御用達指定を受けています。また、首相の公用車にもなっており、まさにイギリスを代表するクルマと言っていいでしょう。イギリスのセレブリティに愛される車ですから、乗っているだけで紳士淑女感があります。
映画「007」でもたびたび登場し、エンジンをかけると現れるダイヤル式のセレクターは先進感があって非常にかっこいいですね。
しばらくセダン中心に製造していましたが、近年のSUV人気には抗えず、2016年に同社初のSUVであるF-paceを発表しました。
SUVでも、しっかりとジャガーの雰囲気を醸し出しており、都会派というイメージを与えてくれます。

フィアット

愛らしくもおしゃれなイタリア車

出典:FCA Japan Ltd. (https://www.fiat-auto.co.jp/)

FIATはイタリアの自動車メーカーです。Fabbrica Italiana Automobili Torinoの略で、「トリノのイタリア自動車工場」という意味です。そのまんま感がいいですね。代表的な車種は500(チンクエチェント)で、その愛らしくもイタリアらしいおしゃれなデザインは、実用性を気にせず趣味の世界に生きる人々を魅了しています。近年の車は大型化していますが、この500は、5ナンバーサイズの貴重な輸入車です。
FIATのエンブレムが付いただけで、どんなクルマもおしゃれに見えてしまう、そんな不思議な力を持っています。

アルファロメオ

赤が似合う伊達男

出典:FCA Japan Ltd. (https://www.alfaromeo-jp.com/)

フィアットと同じイタリアの自動車メーカーですが、こちらは高級車メーカーという位置づけです。名前だけですでに官能的なアルファロメオは、赤以外の車がないのではないかというほど、赤が似合います。実際、ウェブサイトを見てもすべての車種が赤を基本として紹介されています。
アルファロメオに乗っただけで、どんなに冴えない男も伊達男になれるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

人それぞれその車に持つイメージは違うと思います。

究極的には、他人が何と言おうが、自分が好きな車を買う!

これに尽きるのではないでしょうか。

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