スライスに悩んでいませんか?
ゴルフを始めると大概の人はスライスに悩みます。
上達する過程で克服する人もいれば、スライスを持ち球として極め、レベルアップしていく人もいます。
そういう意味では、必ずしもスライスを直さないといけないわけではないのですが、ゆくゆくはドローヒッターに変身したいと思うのが、多くのアマチュアゴルファーの願いなのではないでしょうか。
そんな私もゴルフを始めて数年間はスライスに悩まされていました。
しかし、ある一冊の本に出会い、一定期間一つのことだけを繰り返していたら、今ではスライスはほとんど出なくなりました。
とはいえ、決して上級者ではないので毎回綺麗なドローが打てるわけではありませんし、時々思い出したようにスライスしてしまうこともあります。
でも、ラウンドするときに気を付けているのは左側ですし、今では右より左のOBのほうが気になります。
今回は、スライスに悩んでいる初心者の方に、同じくスライスに悩んでいた私がどのように克服したか共有したいと思います。
私の実力と同程度およびそれ以上の方は、決して読まないでください(笑)
管理人のスペック
ゴルフ歴15年
HDCP12~15程度?(最高8)
平均スコア 80台後半
ここ数年ロードバイクに傾倒していて、ゴルフの回数が減ってしまい、スコアを提出しなくなってしまったので、平均スコアから予測したHDCPです。
数年前はかなりハマっていて、ハンディキャップは8まで行きました。
(最大瞬間風速のようのものですけど)
最近は、以前のように80代前半で回ることはほとんどなくなりましたが、100を叩くことはありません。
もちろん、ギリギリセーフということはたまにあります。
初心者はスライスを克服するべき
極論を言えばスライスだけ打っていてもスコアはまとまります。
スライスだろうがフックだろうが、自分の持ち球を把握しリスク管理をしていれば、大事故を避けることが可能です。
でも、スライスは捕まった球ではありません。
スライサーでも、時々目が覚めるような捕まった球が打てる時がありますが、フック系の球筋を習得しないと飛距離という面では厳しいと思います。
それにフック系の球(特にドローボール)が打てるようになれば、確実にスコアはアップします。
飛距離は劇的に伸びることはありませんが、ミートしたときはスライス以上に飛びます。
ちなみに、フェードは捕まった球なのでスライスとは異なります。
そういう意味では、フェードを打つためにも球を捕まえる打ち方を覚えなくてはならないと思います。
野球経験者はスライスに悩まされる人が多い
特に打者の場合、ミートポイントが投手側にありますから、そのままの感覚でゴルフを始めると、多くの人がスライスに悩まされることになります。
もちろんプロ野球選手でもゴルフが上手な方はたくさんいますが、あまり打撃をしないピッチャーのほうが上達するという話を聞いたことがあります。
私も子供のころから野球をしていたので、同じようにスライスに悩みました。
どうしても体の正面で球を打つという感覚が掴めなかったのです。
そんな状態がおそらく8年くらいは続いたと思います。
スライスからの脱却
そんな時、この本に出合いました。
すでに処分してしまったため中身の詳細は覚えていませんが、ここに記載のドリルを地道にこなしたら、スライスが出なくなったばかりか、反対にフッカーになりました。
今は、コースに出て右よりも左が怖いという感覚です。
スライス克服のために実践した、たったひとつのこと
それは、
極端なクローズスタンスでフックを打ちまくる
です。
スライスする主な原因は、アウトサイドイン軌道です。
普通にスタンスするとどうしてもアウトサイドインになるので、クローズスタンスに構えて、目標の右方向に打ち出す意識でスイングをします。
クローズスタンスも、ちょっとだけではなく、だれが見てもクローズと分かるほどにしてください。
田原氏の本では、後ろを向いて練習するドリルがありましたが、そこまでいかなくても、思っている以上にクローズに構えます。
フェースが開いていれば、意識的にシャットにします。そうすれば、否が応でもフック系の球が出るはずです。
この時の目的は一つだけです。
『フック系の球だけを打つ』
たとえ、球が低かろうが、チーピンが出ようが、練習の目的はスライスを打たないことです。
とにかく体に左に飛ぶ球というのを覚え込ませます。
捕まえられるようになったからといって、ドローを打とうと思わないことです。
継続期間は、スライスがほとんど出なくなるまでです。
練習場に行くたびに、スライス回転の球が出ないことだけを意識して、決していい球を打とうと思わないことです。
かなり荒療治ですが、このような練習をしていると、いままで右しか行かなかった打球が、今度は左にしか行かなくなります。
フック系の球を打てなければ、ドローボールは打てません。
まずは、体にフックを染み込ませることに集中しましょう。
それでもフックしない場合
クローズスタンスでスイングしてもフックしないこともあります。
クローズにしても手で無理やり打っているとアウトサイドイン軌道になり、結局スライスしてしまいます。
そんな時、私がイメージしたのは、元プロ野球選手の落合博満選手や清原和博選手のように、右中間へホームランを打つスイングです。
二人に共通しているのは、バットを内側から右中間方向へ放り出すように振っていたことです。
クローズスタンスでこの意識をもって振れば、ほぼ確実にインサイドアウト軌道になり、あとはフェースの向きさえ気を付ければ、ボールはフックします。
スタンスを元に戻していく
ひたむきに一つのドリルを繰り返し、9割方フックしか打てなくなったら、徐々にスタンスをスクエアに戻していきましょう。
あくまで「徐々に」ですので、数回の練習に分けて、クローズ度合いを緩やかにしていく感じです。
こうすればあなたも立派な「フッカー」に変身することができるでしょう。
私が実践したのは、本当にこれだけです。
今では、少しオープンスタンスにしてもドロー系の球を打つことができます。
スイングを変えるときに大事なこと
スイングはたくさん注意すべきポイントがあります。
- 体重移動
- 手打ちしない
- 前傾姿勢維持
- 力を抜く
- etc
これらをすべて一気にやろうとしてもうまくいきません。
私なんかは、すべて意識できるほど実力もありません。
だから、一つずつ地道に克服していくしかないと思っています。
フックは最終目的ではない
この練習は私が何とかスライスをなんとかしたいと思い実践した方法です。
正しいかどうかわかりませんが、結果的にスライサーから脱却することができました。
もちろん、これにより新たな弊害が発生したことも事実です。
チーピン
チーピンは、体の使い方だけでいえばスライスの裏返しです。悪い癖が出ると体が開いてしまいますが、クラブは閉じて入ってくるのでそのまま左に飛ぶというものです。
ダフリ
クラブがインサイドから出てくるようになったら、今度は手前をダフリがちになりました。
これは体重移動がしっかりできていないことが問題だと思います。
まとめ~現在の課題~
スライス一本でいくのもいいと思います。
でも、やっぱり捕まった球を打ちたい。
そのためには、フック系の球を打つことは避けて通れない道だと思っています。
スライスに悩んでいる方にとって、何らかのヒントになれば幸いです。
現在の課題は「体重移動」と「体の伸び上がり防止」です。
時折出るダフリは、体重が左に乗り切れていないからだと思っています。
体の伸び上がりに関しても、体重移動の方法が間違っていたようで、最近はこの点を中心に集中練習しています。
まだ、練習の途中ですが、体を開かず左に乗せられる確率が上がってきたと感じています。