「開眼した」
これまでどれほど多くのゴルファーが「開眼」し、そのどれもがただのまばたきに過ぎなかったことでしょう。
そんな私も、ゴルフを始めたころは「開眼」しまくってました。
でも、一向に上達しない。
そう、それはスイングの本質を無視した、ただの小細工がうまくいったからだったのです。
かれこれ20年近くゴルフをしてきて、「開眼」なんてものはそう簡単にできるものではないと、ようやく分かってきました。
しかし、開眼とは言えなくても、練習を通じてナイスショットが出るポイントに気が付くことがあります。
それらを書き留めることで、自分の調子が悪くなったときに見返せば、その時の調子を取り戻すことができるはずです。
今回は、この半年練習を続けて、自分なりに気が付いたスイングのポイントをまとめたいと思います。
管理人の実力
ロードバイクに傾倒し、ゴルフから一時期離れてしまい、本格的に再開したのは2020年の夏頃です。
以前はシングルに一瞬だけ突入しましたが、ゴルフ人生を通じてのハンデはおそらく12~15程度だと思います。
ドライバー飛距離:220y~250y
7I飛距離:160y
球筋:フック系(フックを嫌ってスライスもたまに出る)
アイアンに飛距離に対して、ドライバーが飛ばないのが難点です。
自分の弱点を知る
人に言われたわけではありませんが、自分のスイング動画を見る限り、以下の点が自分のウィークポイントだと思っています。
インパクトで伸び上がる
インパクトで伸び上がることで、フェースが左を向き、フックが強くなってしまいます。
トップが緩んで、若干オーバースイング
かなり緩くグリップを握るようにしているため、トップでクラブが手の中でグラつくことがあります。グリッププレッシャーを強くすることはできないので、なかなか治りません。
右わきが開く
後ろからスイングを撮影すると、右わきがガバっと開いてしまいます。正直かっこ悪いです。石川遼選手みたいに、右わきがしまったスイングが理想です。
気づき① かかと体重
左へ体重移動するとき、左足の裏のどの辺りに移動していますか?
私がゴルフを始めたころ、アドレスはいつでも左右に動ける体勢、野球でいえば内野手のような体重配分でアドレスせよと教わりました。
つまり、ややつま先側に体重をかけアドレスをすることになります。
つま先体重すぎるアドレスの弊害としては、ダウンスイングで右ひざが前に出てしまうことです。
右ひざが前に出ると、体とボールが近づいて、手が通るスペースがなくなりますから、それを避けようと体を伸び上がらせることで、ボールにコンタクトする動きが入ってしまいます。
これが伸び上がりインパクトの原因です。
最近は若干かかとよりの体重のイメージでアドレスをして、右足が前に出ることを防いでいます。
ヒントを得た動画はほかにもありますが、中西プロの動画が一番簡潔で分かりやすかったですね。
気づき② フェースを開きながら上げる
もともとスライサーだったので、球を捕まえようとフェースをシャット気味に上げる癖がありました。やってみればわかりますが、シャットフェースでバックスイングすると右わきが開いてしまいます。
以前紹介した、フレループで素振りしてみると、自分的にはややクラブを開きながら上げると、スムーズにオンプレーンに乗る感覚が掴めました。
実際、打ちっぱなしで同じような感覚でスイングすると、ちょうどいいドローが連発するようになりました。
ただ、難点はドライバーで同じようにすると、捕まえきれない点です。
考え方は間違っていないと思うので、同じ感覚でドライバーを振れるよう練習中です。
気づき③ 胸を下に向けながらスイング
youtubeの動画で、右足を前に出さないようにするために、左尻を後ろに引くようにスイングするというレッスンがありましたが、何度やってもただ左腰が引けるだけでうまくスイングできませんでした。
そこで、バックスイングからダウンスイングにかけて、胸を下に向けるように意識しつつ、左足かかとへ体重を乗せていくイメージでスイングをしてみると、捕まった球が打てました。
あまり意識しすぎるダフるミスが出るのですが、体重が左に乗っていない証拠だと思います。
イメージは松山英樹選手の、この部分です。
気づき④ スタンス幅を狭くする
体重移動を意識するあまり、自分のアドレスは若干広めのスタンスでした。
そうなると軸がズレやすく、ダフリやトップのミスが出てしまいます。
スタンスを意識的に狭めることで、軸が意識しやすくなり、スイングスピードも若干上がりました。
まとめ ~トライアンドエラーを繰り返そう~
いかがでしたか?
私と同じ悩みを抱えている方に少しでもヒントになれば幸いです。
スイングを変えるときは、基本的に自分が思っている以上に意識してやらないと、何も変わりません。
思い切って、チャレンジしましょう。
スイングを変えてすぐは調子がいいですが、その後極端に悪くなる時がやってきます。
いわゆる「オーバードゥ」(やりすぎ)です。
そうなったら、少しだけ意識を元に戻して、調整していきましょう。
これが上達の過程で必要なトライアンドエラーです。