初心者のためのウェッジ選び

ゴルフ

Drive for show, putt for dough (ドライバー見せるもの、パッティングは金のため)という格言もありますが、初心者にとってパッティングの次に大切なのはWedgesかもしれません。

Putt is money は和製英語のようです。
Doughは「金」という意味です。

私も含め、多くのゴルファーのパーオン率はかなり低いですから、ほぼ毎ホールウェッジを使うことになります。

もしアプローチで寄せワンを何回も取ることができれば、確実にスコアが縮まると思いませんか?

分かっているけど、アプローチは地味だし、練習していてもつまらない・・・。

そうですよね。

今日は、あまりアプローチの練習ができない(しない)初心者でも、戦力になるウェッジをご紹介します。

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ロフト角

兎にも角にも、ロフト角が大切です。

自分がフルショットで何ヤード打ちたいのか、打てるのかを決めてからロフトを選ぶようにしましょう。

多くの方はPWはセットで購入していると思いますが、PWからのロフト角の流れが非常に大切です。

PWとAWのロフト角の適正な差は、人にもよりますが6度程度です。

例えばPWが44度でしたらAWは50度が適切なロフト角でしょう。

少し上達して、距離がある程度打ち分けられるようになれば、ロフト角の差を4度程度にすることありかと思いますが、はじめのうちは細かく気にする必要はありません。

52度で100ヤード?

プロのセッティングの影響でしょうか、ウェッジの定番ロフトは52度と58度のセットがもっとも多いようです。

52度で100ヤードという基準もあるようですが、多くのアマチュアは52度では足りません。

ウェッジで100ヤード打つということは、100ヤードキャリーさせるということです。

例えばドライバーのヘッドスピード42m/sの場合、100ヤード打つとしたら52度が適正ロフトです。

52度を選択するのなら、ヘッドスピード44~45m/sが必要です。

ウェッジは思い切って振るクラブではありません。

気持ちよく振って狙った距離が打てること。これが上達には必要です。

ヘッドスピードと適正ロフトの関係は、ミズノのウェブサイトで紹介されているので、参考にしてみてください。

出典:MIZUNO Corporation

バウンス角

ロフト角の次に重要なのが、バウンス角です。

バウンス角とは、ウェッジを垂直に垂らしたときにリーディングエッジからソールの張り出している角度のことです。

出典:Golf. Do

バウンスの役割

リーディングエッジが地面に到達する前に、ソールの後ろ部分が先に地面にあたることで、リーディングエッジが突き刺さることを防げます。

多少ダフリ気味に入っても、ソールが滑ってくれてボールを前に飛ばすことができます。

大きすぎるバウンスはリーディングエッジが浮いてしまうので、トップのミスが出やすくなります。

反対に、バウンスが小さいウェッジはボールが沈んでいるライで、ボールを直接打ちたい時に威力を発揮します。

ミスの傾向からバウンスを選ぼう

ウェッジのミスの中で、ダフることが多ければバウンス多め、トップのミスが多ければバウンス小さ目を選ぶといいでしょう。

しかし、初心者にはバウンス多めをお勧めします。

なぜなら、バウンスがないウェッジは、クリーンに打つ技術が必要ですし、ボールが前に飛んでいく分、ダフるミスよりトップのほうがまだマシだからです。

さらに、バンカーではボールの手前を打つことになりますから、バウンスが多ければ多いほど簡単に脱出することができます。

重さ

ウェッジの重さも大切なポイントです。

ウェッジは短くてもともとボールに充てやすいクラブでもありますし、手先を使えないようにするためにもアイアンよりも少し重いほうが、適しています。

例えば、アイアンセットがN.S.PRO950なら、それよりも重いMODUSや、打てるのならダイナミックゴールドでも大丈夫です。

軽すぎるウェッジは、手先で操作しがちで、特にグリーン周りではトップのミスがでてしまいます。

見た目

ストレート or グース

ストレートはその名の通り、構えた時リーディングエッジがまっすぐになっているウェッジで、グースネックは、ネックよりも少し後方に引っ込んだ形状になっています。

ストレートネック
グースネック
  特徴 向いているゴルファー
ストレートネック

球を拾いやすい

まっすぐ構えやすい

フェースを開きやすい

ウェッジで操作したい

まっすぐ構えたい

グースネック

球が捕まる

ストレートに比べて簡単

ウェッジでもスライスする

考えずに打ちたい

最近、グースネックを見ることが少なくなりましたが、あまりにもウェッジが苦手な人は、グースネックを試す価値ありだと思います。

ティアドロップ型 or 丸形

フェースの形の違いです。

ただ、同じティアドロップ型でもメーカーによって全く見た感じが違うので、こればかりは自分の感性に合った形を選ぶのがいいと思います。

どちらが優れているということはないので、構えた時に構えやすかったり、出球のイメージが掴みやすい形状を選択しましょう。

初心者向けおすすめウェッジ

テーラーメイド ミルドグラインド HI-TOE BIG FOOT ウェッジ 

5.0

ハイバウンス&ワイドソールで、簡単にボールを上げられるウェッジ。

ハイバウンスでバンカーも簡単に脱出可能です。

全面スコアラインが若干特徴的ですが、それさえ慣れてしまえばかなりのお助けクラブになるでしょう。

54度以下のウェッジは通常のスコアラインです。

このシリーズは、普通のソール形状のタイプもありますが、バンカーが苦手ならこれ一択です。

私が参考にしている試打ラボしだるTVでも絶賛されていました。

キャロウェイ MACK DADDY CB ウェッジ

4.0

大型ヘッドでワイドソール設計。

こちらもハイバウンスでワイドソール設計です。

見た目も大きいため、安心感があります。

シャフトがNS PROシリーズしかラインナップされていないので、軽いアイアンを使用している人に向いているでしょう。

ミズノ Es21 ウェッジ

4.0

アイアンと言えばミズノ。

日本メーカーならではの精密さは、コントロール性能が重視されるウェッジで最も発揮されます。

難しいイメージがあるミズノですが、このウェッジは優しさを重視したタイプで、初心者でも十分使いこなすことができます。

初心者であれば、ワイドソールモデルを選択しましょう。

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