自転車が趣味ならいつか行きたいしまなみ海道。
少し前の話ですが、昨年の秋に走る機会に恵まれましたので、その時の体験をお伝えしたいと思います。
しまなみ海道とは
瀬戸内しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約60kmの自動車専用道路で西瀬戸自動車道、生口島道路、大島道路からなります。この道路は、尾道市の一般国道2号バイパス及び今治市の一般国道196号バイパスに接続し、瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島の島々を橋で結びます。新尾道大橋以外の各橋には、原動機付き自転車道及び自転車・歩行者専用の道路が整備されていて、眼下に多島美を眺めながらサイクリングも楽しめます。
本州四国連絡高速道路株式会社
しまなみ海道は基本的には自動車専用道路です。
しかし、島々を結ぶ橋は歩行者や自転車が通行できる専用帯が設けられており、自動車の往来を気にすることなくサイクリングできる道なんです。
しまなみ海道のスペック
全長(尾道~今治) 約70km
ある程度自転車に乗っている人なら、70kmは簡単と思うかもしれません。ただ、注意が必要なのは、橋に上がるために、案外ヒルクライムをすること。橋のたもとから1km近く登らないと渡れないといったことが、何回かあります。
ですので、できれば100km程度走れる脚力があるといいと思います。
とは言え、途中の島で宿泊もできますし、1日で走破する必要もありませんし、途中でフェリーに乗って引き返すことも可能です。
しまなみジャパンのウェブサイトには、レベルに応じたモデルコースを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
実際に行ってみた
2019年に広島旅行をする機会があり、無理やりスケジュールをなんとかして尾道スタートでしまなみ海道を走ってきました。
時間の都合上、このようなコースとなりました。
尾道→向島→因島→生口島→大三島(サイクリストの聖地)→生口島(瀬戸田港)→(フェリー)→尾道港
尾道でロードバイクをレンタル
自分のバイクを持っていきませんでしたので、事前に予約したジャイアントストア尾道でロードバイクをレンタルしました。私は、アルミロードをレンタル。費用は5,000円でした。ちなみに、ビンディングシューズを使いたかったので、自分のペダルを持ち込み、当日お店の人につけてもらいました。
平日でしたが、私のほかに数人の観光客がいました。半分以上は海外の方でしたね。
尾道港から出発
向島に行くために、いきなり船に乗ります。船はひっきりなしに来るので焦る必要はありません。
料金は、自転車含めて大人110円。小銭を用意しておきましょう。
船上で旅情を感じる間もなく、向島に到着しました。
向島からはひたすらサイクリング
船を降りた地点から、サイクリングロードを示すペイントが道路に施されているので、地図がなくても進んでいけます。最初は信号がいつかあり、普通の町中を走行する感じですが、間もなく車も少なくなって快適なサイクリングが始まります。
止まるのがもったいないくらい快適
幸い天気も良く、超快適なサイクリング日和でした。途中で止まって写真を撮るのがもったいないほど走り続けたい気持ちになりました。
サイクリストの聖地で折り返す
今日中に広島に戻る必要があるので、サイクリストの聖地をゴールとしました。
サイクリストの聖地があるのは、しまなみ海道のほぼ中間地点の大三島にある多々羅しまなみ公園です。
スタート地点の尾道から、35kmほどでした。
瀬戸田港からフェリーに乗って尾道へ
このまま自走で行くこともできましたが、度重なるヒルクライムに足を奪われ、お金を使ってワープすることにしました。
瀬戸田港から尾道までのフェリーはこちらを参照してください。
どうやらたようなことを考えている人が多いらしく、ものすごい数の自転車がフェリーに積み込まれました。
言葉では表現できないほどすばらしい
いつか行きたいと思っていた場所に、タイミングがあっていくことができました。
あまりにも素晴らしく、またいつか行きたいと思っています。
日本にはまだまだ知らない素晴らしい場所があるのだなと再認識させてくれました。
しまなみ海道を快適に走るためのTIPS
ロードバイクは持っていく必要はない
ヘルメットなどの備品までレンタルできます。お気に入りのウェアだけ持って行きましょう。
ただ、走り始められるのは開店時間以降となりますので、早くスタートしたい人は、やはり持って行った方がいいでしょう。
サイクルコンピューターは持っていく
意外と忘れがちです。
せっかくの旅の記録ですから、ロードバイクをレンタルする場合は、サイコンとセンサーをもっていきましょう。
できれば1泊2日で
ゆっくり景色を見ながら走るのなら、時間的に余裕のある計画を立てたほうがいいでしょう。でも、日帰りでも十分楽しめます。
先を急ぎすぎない
あまりにも快適すぎてどんどんスピードアップしてしまいますが、体力温存のためにもゆっくり進みましょう。
そうすることで、雄大な景色を楽しむこともできます。