今はどのゴルフ場でもカートにナビが装着されているのが常識になっていますが、ゴルファーも距離計を持つ人がかなり増えました。
私のレーザー距離計は、正確に覚えていませんが10年以上前に購入したかなり古いものです。
全く問題なく使えるのですが、今はもっと手軽で便利な距離計も発売されているので、心機一転してゴルフウォッチのGARMIN Approach S62を手に入れました!
GARMIN APPROACH S62レビュー
先日北海道でゴルフをしたときに、S62を使ってみました。
ゴルフ場:ニドムクラシック イコロコース(カムイ→アシリ)
ラウンド準備(コース設定)
まずはラウンドするゴルフ場をGPSで受信します。
ボタン一つで受信開始となりますが、結構時間がかかります。
説明書によると30秒~60秒程度のようですが、体感的にはもう少しかかった気がします。
ティーグラウンドに来てから操作すると間に合いませんので、早めに設定しておく必要があります。
目標物までの距離を計測
ゴルフウォッチのいいところは、レーザー距離計では計測しづらいバンカーなどの目標物までの距離がわかることでしょう。
下の写真は、実際の見え方とS62が表示している画面です。
フェアウェイ左側の奥のバンカー手前まで227Yで、超えるには250Yのキャリーが必要ということがわかります。
さすがにキャリーで越えないので、奥のバンカーの右が狙いどころということになります。
しかも、実際のコース写真ではどこにグリーンがあるかわかりませんが、ガーミンを見ればやや右にドッグレッグしているということもわかります。
ハザードまでの距離だけではなく、ブラインドになっている部分も分かるという点がレーザー距離計ではできないことではないでしょうか。
ハザードをもっと詳しく見ることもできる
この写真は別のホールですが、バンカーをタップすればかなり詳細まで見ることができます。
ティーショットではそこまでシビアにならなくていいと思いますが、セカンドショットでは結構重要な情報でしょう。
スコアを入力できる
スコアカードにせよ、カートにあるタブレットにせよ、スコア登録って何気に面倒くさくないですか?
ガーミンの場合、ホールアウトして次のホールに向かう時に、スコア入力画面になるので、そこで「スコア」「パット数」「ペナルティ数」「ティーショットの方向」を入力できます。
飛距離がわかる(分かってしまう)
今日イチの当たりが出たとき、どれくらい飛んだか知りたくないですか?
ガーミンなら、ティーショットを打つと自動でショットを検知して、どのクラブでショットしたかを登録する画面になります。
そのままセカンド地点に行くとティーショット地点からの飛距離が計測されます。
当然セカンドも飛距離がしっかりと計測されます。
これで本当の自分の飛距離が分かってしまいますので、嬉しいやら悲しいやらかもしれません(笑)
アプリと連動して振り返りができる
ガーミンのいいところはアプリと連動して、ラウンドの振り返りができることです。
その日のラウンドの何が良くて何が悪かったのか、お酒を飲みながら楽しく反省会ができます。
このホールはスタートホールです。
いきなりナイスショットが出て250Y飛びました!
セカンドの4UTは当たりが悪かったですが、いいところに行ってくれました。
サードショットは9Iでナイスオン、そして2パットのパーという最高の出だしでした。
見てわかる通り、各ショットの飛距離が記録されるので、その番手のコースでの実際の飛距離が分かります。
5ラウンド以上すると、データが蓄積されて、ガーミンが推奨クラブを教えてくれます。(バーチャルキャディ機能)
ガーミンS62の残念なところ
これまでいいところばかり書きましたが、もちろん残念な点もあります。
ショット自動検知しないことがある
通常ショットすると、自動的に使用クラブ入力画面が出ますが、時折これが出ないことがあります。
出ない場合は、その場所で手動登録することもできるのですが、それ自体忘れてしまうとちゃんとしたデータが記録されないようです。
打った後は登録することを忘れない習慣を付けなければなりません。
遊びのショットが検知される
例えば前の組が詰まっていて、その辺でアプローチの練習をしていたとします。
ガーミンはそのアプローチも感知して登録画面を表示させます。
この場合はたぶんキャンセルできますが、あとでアプリを見返してみると何度も打った形跡がありました。
もちろん修正できるのですが、面倒くさいのでそんな時は外してしまったほうがいいかもしれません。
普段の時計がやや暗い
ガーミンS62は普段は時計としても使用できます。
しかし、若干画面が暗いです。
輝度を高くすればいいのですが、バッテリーの消費が激しくなるので、私は70%程度で使っています。
今は慣れて特に問題ありませんが、使い始めは暗いと思うかもしれません。
アップルウォッチを使用している人は、画面の明るさと鮮明度は低いと感じるでしょう。
ちなみに新製品のS70は画面がきれいになったようです。
ゴルフ場で使用しているときは、見えずらいといったストレスはありませんでした。
まとめ:迷っているなら買い
多少の不満はありますが、実際ラウンドで使ってみて、買ってよかったと思っています。
レーザー距離計の精度には負けると思いますが、左腕を見ればよいというのはかなり手軽です。
何よりもアプリと連動してデータ化される機能がラウンドをさらに充実したものにしてくれます。
確かに高い買い物かもしれませんが、いくつかのモデルが販売されているので予算と相談してみてはいかがでしょう?
GARMIN Approachシリーズ モデル別価格
APRROACH シリーズのモデル比較表です。
ゴルフをするだけならS12でも十分ですが、モノクロですし、機能も上位機種に比べればシンプルなので、S42以上は欲しいかなというところです。