【メルセデスベンツW205】ランフラットタイヤからノーマルタイヤに交換(銘柄決定編)

メルセデス

 私の愛車は2017年式C180ステーションワゴン(ローレウスエディション)です。前車がレガシィツーリングワゴンでしたので、セダンは選択肢に入っていませんでした。予算的にセダンであればエアサス仕様も射程圏内でしたが、自分のライフスタイルにはセダンは合わないことと、エアサスの将来的なメンテナンス費用を懸念してメカサスを選択しました。 正直購入時は舞い上がって、乗り心地をじっくり検証できる状態ではありませんでした。購入後しばらくして、乗り心地の硬さを感じるようになり、おそらくランフラットのせいではないかという疑念がわいてきました。

この記事はこんな人におすすめです

  • ランフラットタイヤを交換しようか迷っている人
  • インターネットでタイヤを購入することに躊躇している人
  • メルセデスベンツCクラスの乗り心地を改善したい人
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純正装着タイヤ(BS POTENZA S001 RFT)

出典:ブリヂストン(https://tire.bridgestone.co.jp/runflat/s001rft/)

高速で運転しているときの直進安定性や、それに伴う安心感はメルセデスならではの特徴と思いますが、低速域では揺すられ感が強く、段差を乗り越えた時も「ガタガタ」と振動がシートに伝わってきます。街乗りがメインの自分にとっては、この乗り心地を何とかしたいと感じていました。

乗り心地が改善!?

 慣らし運転が終わる頃(1,000km程度)になると、明らかに乗り心地が良くなってきたと体感できました。タイヤがなじんできたのか、サスペンションにあたりがついたのかわかりませんが、滑らかなフィーリングを感じ取れるようになりました。

 とは言え、すごく乗り心地がいいというわけでもなく、今後も次第に良くなるかなと期待を持ちつつ、初回の車検まで気にしないようにしていました。

C220dの乗り心地が極上

3年目の初回車検で、ディーラーがC220d(2019年式)を代車として貸してくれました。

出典:メルセデスベンツ日本オフィシャルサイト(https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/c-class/c-class-sedan/explore/lineup-w205.module.html)

 マイナーチェンジ後のモデルで、ナビは横長になり、洗練されています。ディーラーを出た瞬間に、別の車のように乗り心地が違う!と感じました。

確かに別の車なんですけどね。

 C220dは、エアサス装着車でタイヤもラジアルタイヤです。そもそも私の愛車とは足回りが全く違うわけです。段差を乗り越えても「ガタン」ではなく、「コトン」で済むし、エアサスなので若干の浮遊感はあるものの、フワフワとした嫌な感じではなくまさにジェントルな乗り味でした。

 車検が終わって自分の車に乗ると、やっぱり足回りの硬さが気になってしまいます。 もう、これは何とかしたいと思うようになってしまいました。

タイヤを替える? or クルマを替える?

 もちろん車を買い替えるのが一番手っ取り早いでしょう。でも、私のような庶民にすぐ買い替えるほどの余裕はありません。サスペンションを替えるととても高額ですし、Cクラスでサスペンションを交換したというのもあまり聞いたことがありません。というわけで、タイヤをなんとかする方向で検討を始めます。

ネット上の経験者たちから情報を得る

 そもそもタイヤを換えただけで乗り心地に変化はあるのでしょうか?

 それなりに費用がかかるわけですから、決断するまでには相当時間を掛けてネットの経験談を漁りました。

 「ランフラットからノーマルタイヤ」、「Cクラス ノーマルタイヤ」などでググってみると、体験談を書いたブログや価格comの口コミなどが結構ヒットします。でも、メルセデスの体験談はそれほど多くなく、BMW所有者の体験談が多い印象です。

 そのどれもが概ね「替えて正解」という意見のようです。もちろん中にはあまり変わらなかったというコメントもありましたが、体感的には8:2くらいの割合で好印象を持っている人が多いようです。

 これはもう、履き替えるしかないんじゃないでしょうか。

Cクラスのタイヤサイズ
C180ステーションワゴンのタイヤサイズは前後で異なります。
前 225/45/R18(Li 95、速度記号Y)
後 245/40/R18(Li 97、速度記号Y)

車検的に必要なのがLi(ロードインデックス)です。
ロードインデックスとは、タイヤ1本で支えることができる最大負荷能力を示す指数のことを指しています。この数値が純正タイヤ以上のものを選びましょう。
速度記号は、規定の条件下でそのタイヤが走行できる最高速度を示しています。車検的にはここは関係ありません。ただ、ディーラーなどでは純正タイヤと同等以上をお薦めしてくるでしょう。
タイヤサイズ表記については、DUNLOPのサイトが非常に詳しいので参考にしてください。

とりあえずオートバックスで見積りを取ってみた

ブリヂストンPOTENZA S007A180,000円
ブリヂストンREGNO GRXⅡ185,000円
ミシュランPilot Sports 4162,000円
銘柄名をクリックすると、メーカーサイトにジャンプします。

近くのオートバックスで、車種名を伝えると3銘柄をおススメしてくれました(工賃込み)。

一番安いのはミシュランですが、それでも工賃コミコミで20万近くしてしまいます。
さすがにここでは難しいかな。
ただ、応対してくれた店員さんがベテランの方で、知識も豊富で相談してよかったと感じました。

TIREHOODで調べてみる

ネットをうろついていると、タイヤフッドというサイトを見つけました。

このサイトのいいところは、車種を入れると自動的に適合するタイヤ候補が表示され、さらに口コミも見られるという点です。

ためしにCクラスで検索してみます。

こんな感じで自分のクルマに合うサイズのタイヤが表示されます。
スクロールするともっとたくさんの銘柄が候補に挙げられていました。

出典: BEAD Inc.

タイヤメーカーの知名度と価格から、次の銘柄に絞り込みました。

  • Pirelli Dragon Sports
  • Michelin Pilot Sports 4
  • Bridgestone REGNO GRXⅡ
  • DUNLOP VEURO VE304

本当はMichelinのPrimacy4が気になっていたのですが、条件が合いませんでした。

 この中で圧倒的に高いのはREGNOです。口コミも悪くありません。そして評判がとてもいいのがPS4でした。VEUROはその中間といった感じ。まず、VEUROが未知数だったということ、お店で相談した際にVEUROを敢えて選択する人はあまりいないということで最初に脱落。

 PirelliのDragon Sportsは、最もリーズナブルで1本1万円強です。価格的に非常に魅力的ですが、ネット上の評価が少ないのでパスにしました。

 残ったREGNOとPS4を比較します。 REGNOは、タイヤラベリングではPS4に若干劣っています。もちろん、開発の主目的が異なるタイヤなので単純に比較できないのですが、以前レガシィにREGNOを履かせていた時に、感動を受けるほどの乗り心地は体感できなかった経験があります。

Tyre Reviews UK で調べてみる

 Tyre Reviews UKというサイトを見ると、PS4の評判が非常に高いのがわかります。現在履いているPOTENZA S001 RFTの評価はかなり悪い・・・。

REGNOは海外展開していないのかわかりませんが、掲載されていませんでした。

出典:tyre reviews UK (https://www.tyrereviews.co.uk/)

Tyre reviews UKは、たくさんのタイヤレビューが乗っているサイトです。
英語がわからなくても、イメージはつかめると思いますので、おススメです。
https://www.tyrereviews.co.uk/

そんな後押しもあって、最終的にMichelin Pilot Sport 4に決定しました。

TIREHOODでの注文・取り付けと乗り心地の変化については、以下の記事で紹介しています。

おまけ

ディーラーで交換しなくて大丈夫!?

私もメンテナンスプラスに加入しているので、その辺りの保証がどうなるか不安ですが、そもそもタイヤは保証対象外ですので問題ないはずです。

メルセデス承認タイヤじゃなくても平気!?

問題ありません。

車検が通るタイヤであれば、承認タイヤである必要はありません。ディーラーが承認タイヤを勧めるのは、そもそもメーカーが車開発段階でその車の性能を発揮できるタイヤを指定しているからです。逆に言えば、多少運動性能は犠牲になるということですが、私のように普通に走る分には全く影響ありません。車検という面から注意したいのは、サイズはもとよりロードインデックスです。この値が現在装着されているタイヤ以上のものを選択しましょう。

スペアタイヤが入っていないけど大丈夫!?

タイヤ交換時にお店の人に聞いたところ、パンク修理キットは絶対必要なものではないそうです。

パンクしても大丈夫!?

大丈夫かどうかと言われれば、大丈夫じゃないです。でも、20年ちょっと運転していますが、一度もパンクしたことがありません。もちろん、舗装されていない道を走る機会が多いならパンクするリスクもあるでしょう。どこかで聞いた話ですが、ランフラットタイヤは治安の悪い地域や、全く人気のない場所でパンクしてしまい最悪のケースにならないように開発されたとも。

日本ではそんな場所はなかなかないでしょうし、道路も基本的には整備されていますから、パンクしたらJAFを呼ぶとあきらめればいいと思います。年会費も安いので、タイヤ交換のついでに入会しておきましょう。

※本文に記載されている内容は個人的な意見および感想です。内容をお約束するものではありません。

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